服装を整える=心を整える
- 公開日
- 2016/06/29
- 更新日
- 2016/06/29
学校日記
「おはようございます。」朝、登校してくる子ども達を正門で迎えるのが私の日課になっています。子ども達に負けないように元気よく大きな声であいさつをするようしています。私に負けないくらい大きな声で返してくれる子もいます。少し恥ずかしそうに小さ目の声で返してくれる子もいます。中には「出迎え、ご苦労。」とばかりにコクリとうなずくだけの子もいます。私は「今日も一日頑張ろうね。」という思いを込めて、全員に元気よく大きな声であいさつをしています。
今、あいさつとともに子ども達に声をかけているのは服装のことです。昨年度、保護者アンケートの結果で極端に低い数値になって表れた質問がありました。それは子ども達の身だしなみや言葉遣いに関する質問でした。確かに私自身も靴のかかとを踏んでいる子どもが多いと感じていましたし、学校のきまりであるにもかかわらず帽子を被っていない子どもが多いことは認識していました。昔から「服装の乱れは心の乱れ」などと言われることがありました。逆にいえば「服装を整えることは心を整える」ということです。子ども達が落ち着いて学習に取り組み、楽しく学校生活を送るために、心を整えるということはそのベースになります。私は少し口うるさい校長になろうと決めました。その日からあいさつとともに「靴のかかとを踏まない」「帽子をかぶる」ということも子ども達に声をかけるようにしました。少し時間はかかりましたが、今朝、靴のかかとを踏んでいる子どもは一人もいませんでした。帽子を被っていない子は6人でした。少しずつ、少しずつ子ども達の身だしなみに対する意識は高まっているように思います。服装を整えることで心を整える。これからも粘り強く指導を続けていきたいと思います。