スクールワイドPBS 望ましい行動が繰り返されるための工夫(11月9日)
- 公開日
- 2018/11/09
- 更新日
- 2018/11/09
学校日記
写真は、5年生の教室の背面にある掲示物です。
以前、1年生を招待した『ハロウィン』のお礼として
1年生からいただいた『手作りのお礼』です。
5年生は、このお礼をたいへん喜び、
「めっちゃ嬉しい…」「また、次も考えよう…」
と、歓喜の声があがっていました…
と、担任の先生から伺いました。
このような『心のふれあい』に、今までも取り組んできましたが、
エビデンスベースの学校改革は全く新しい試みではなく、
効果の立証されている教育活動の枠組み・進め方とも言えますので、
このように、今まで学校で行われていた『よさ』を
どんどん活用していきます。
先日も、ご紹介しましたように、
『望ましい行動』を引き出すための工夫や準備は、
エビデンスベースの『行動の見方:ABC分析』の考え方に
基づいて行われています。
『行動の見方:ABC分析』とは・・・
A・・・行動の前
B・・・行動
C・・・行動の後
AとCは、教え手側が変えることができるため、
具体的な問題改善に向けた方法を計画することができます。
行動の前「A」と行動の後「C」を工夫していくことで、
行動「B」を変えていくことができます。
1年生からの手作りのサプライズは、
行動の後「C」におけるポジティブ・フィードバックとしては、
何よりも、効果があります。
「また、やろう…」と、望ましい行動が強化されていきます。
理屈抜きで、
気持ちのこもったお礼をいただくと、
人間誰しも、心がジーンとします。
このように、今までの教育活動のよさをフルに活かしながら、
よりよい教育活動の推進に向けて
努力を重ねていきますので、ご理解・ご協力をお願いいたします。