学校日記

ひとつのことば

公開日
2020/06/07
更新日
2020/06/07

すくすく、長吉南っ子!

『ひとつのことば』 北原白秋

ひとつのことばで けんかして
ひとつのことばで なかなおり
ひとつのことばで 頭が下がり
ひとつのことばで 心が痛む
ひとつのことばで 楽しく笑い
ひとつのことばで 泣かされる
ひとつのことばは それぞれに
ひとつの心を 持っている
きれいなことばは きれいな心
やさしいことばは やさしい心
ひとつのことばを 大切に
ひとつのことばを 美しく

 体の傷はいつか治りますが、言葉によって傷つけられた心の傷は一生消えない傷になることがあります。
しかし、一つの言葉が相手を幸せにしたり、喜ばせたり、時には大きな勇気を与えることもできます。私自身も、たくさんの人の言葉に、様々な場面で助けられてきました。この臨時休業のときも、学校再開のときも。心を込めた言葉は、優しさや思いやりとなって、相手の心にしっかりと届くのです。
 心ない言葉で溢れている今の社会だからこそ、「言葉の大切さ」「言葉の持つ力」「言葉の使い方」「言葉の伝え方」を考えていかなければいけないなと強く思います。「その言葉は、人を傷つけるよ」「そんな使い方は、まちがってる」…、子どもがまちがったときには、学校では私たちが、ご家庭では保護者のみなさんが、何度も何度も指摘して子どもたちに気づかせたいと思います。そして、私たち大人がお手本となるよう、言葉の使い方や使え方をも気をつけていかなければ、と思います。

 明日の児童朝会は、『言葉の大切さ』についてお話ししたいと考えています。