学校日記

本の世界に

公開日
2020/10/02
更新日
2020/10/02

すくすく、長吉南っ子!

 「心を落ち着かせ、言語能力や想像力や情緒を育てる」と聞くと大げさなようですが、これらの成長に「読み聞かせ」はとても力を発揮します。
 読み聞かせをするとき、子どもの脳のどこが活発になっているかを調べた研究があります。それによると、脳の深部にある感情や意欲、本能に関係する部分が活性化していたそうです。
 感情や意欲、本能に関係するところが活発になるということは、それらが育まれるということです。感情を「教える」というのは、なかなか難しいことですが、人間には「共感」という素晴らしい能力が与えられています。「読み聞かせ」は「共感」を呼び起こしやすい方法です。物語と読み手に共感して、嬉しい、楽しい、悲しい、怖いといった感情がわかる子どもに育てます。感情の成長が意欲や道徳感にもつながっています。
 もちろん、読み聞かせは子どもの言葉の発達を促します。また、聞く力を育てます。親子の間で読み聞かせが行われると、「共感」によって親子の気持ちが通い、落ち着いた関係を構築しやすくなると言われています。

 図書館支援員の方に読んでもらっている1年2組の子どもたち。本の世界にどんどん入っていきました。まさにこれが「共感」なのです。
 週末に読み聞かせを、ぜひ。