「いじめについて考える日」
- 公開日
- 2022/05/09
- 更新日
- 2022/05/09
すくすく、長吉南っ子!
「いじめについて考える日」
今日は1時間目の時間を使って、全クラスで取り組みました。
まずは、私からの話。
(前略)
お父さん、お母さんからいただいた大事な大事な「いのち」を大切にしてほしい。そして、「自分のいのち」を大切にするのと同じように、「お友達のいのち」も大切にしてほしい。
そんな大事な「いのち」、かけがえのない「いのち」を粗末にしてしまう、やってはいけないことのお話を今からします。
「私たち人間は、目、鼻、耳、舌、肌でいろいろなものを感じます。もう一つ、感じる場所を持っています。どこだと思いますか? そう『心』です。私たちが自分で自分のおでこを叩いたときに「痛い」と感じるように、『心』も「痛い」と感じます。
1人1人に心があります。みなさんにも、校長先生にも。心はありますが、誰にも見えません。見えないですが、心は傷つくことがあります。例えば、こんなことで…
「死ね」「きもい」などの悪口、言葉の暴力。
「たたく」「蹴る」などの暴力。
「落書き」「ものを隠す」などのいやがらせ。
失敗や、人とちがっていることを「笑う」「話し方や走り方を真似する」からかい。
「あの子とは話すの止めよう」とその人が来たら急におしゃべりをやめる。無視。
このようなことで、人の心には尖った矢がぐさっと刺さります。長吉南小学校にいじめられている人がいるとしたら、その人の心はこんなふうにひどい矢が刺さっています。もっとたくさんの矢が刺さっているかもしれません。こんなことが毎日続くと、この心は引き裂かれたり、壊れたりしてしまうかもしれません。学校に行くのイヤやなぁ、家から出たくないなぁ、と思う人が出てくるかもしれません。
こんなふうにいじめの矢が突き刺さっている友だちがまわりにいませんか?
いるのに、見えているのに、知らないふり、見ないふりをしていませんか?
(後略)
この後は、各クラスで先生からの話や子どもたちの話し合いが行われました。ご家庭でも、「いじめ」について、ぜひ話題にしていただければありがたいです。
子どもたちは未熟です。失敗もたくさんします。でも、許されない失敗は、保護者のみなさんと私たち教職員で教えてあげなければいけません。守ってあげなければいけません。子どもの変化に気づけるようにアンテナを張り、連携をとりながら、見守っていきたいと考えています。よろしくお願いします。