迫力ある車いすバスケットを間近で見て!・・・車いすバスケットボール独チームとの交流
- 公開日
- 2016/02/10
- 更新日
- 2016/02/10
お知らせ
2月10日(水)、待ちに待った車いすバスケットボールドイツチームのみなさんが、瓜破東小学校に来られました。
午前9時45分頃、予定より早く、チームのみなさんが到着しました。選手のみなさん・スタッフのみなさんだけではなく、大きなトラックもやってきました。まず、6年1組の子どもたちが、トラックの近くに集まりました。トラックの中には、チームのみなさんが通常の生活で使用する車いすと、バスケットボールの試合で使用する車いすが積み込まれています。1組の子どもたちが、順に体育館に運びこんでいます。それと同時に、他の1年生から6年生の子どもたちが、体育館に集まっています。1年生と2年生の間にチームのみなさんが通る花道をつくっています。
午前10時頃、大きな拍手の中、チームのみなさんが入場されました。入場すると、すぐに選手のみなさんは、通常の車いすから、競技用の車いすに乗り換えられました。
いよいよ交流会の始まりです。8日に練習した♪「ZUM ZUM ZUM」(ぶん ぶん ぶん)の歌を元気いっぱいに歌いました。そして、交流会が始まりました。
校長先生、平野区副区長さんの話のあと、6年生の児童代表があいさつしました。
その後、来賓のみなさんのあいさつ、選手、スタッフのみなさんの自己紹介と続きました。
参加者全員での記念撮影の後、いよいよチームのみなさんのデモンストレーションです。車いすをクルクルと素早く回転させたり、速いスピードで前後左右に移動させたりしています。長い腕を伸ばして、座った状態から、次々とシュートを見事に決めていきます。そして、3人対3人でのミニゲーム(スリーオンスリー)を見せてもらいました。
すると、体育館内に車いすと車いすが激しくぶつかる音が響き始めます。ふつうバスケットボールは、相手の体にぶつかると、ファール(反則)となりますが、車いすバスケットボールでは、車いす同士がぶつかり合うことは、認められているそうです。ですから、実際の試合では、車いす同士がぶつかって、車いすが倒れ、選手がフロアに倒れこむことは日常茶飯事です。
10分間のデモンストレーションはあっという間に終わりましたが、子どもたちは、その迫力を間近で見ることができて、驚きの連続でした。
この後、1・2年生の子どもたちは、教室に戻りました。そして5年生6年生の子どもたちの車いすバスケットボールの体験となりました。
各クラスから10名ずつが、競技用の車いすにのり、まずは操作の練習、ボールを使ってのパスの練習、そして、シュート練習をしました。座ったままの姿勢では、なかなかゴールの高さまでボールを投げることが難しいようでした。しかし、しだいに、シュートが決まるようになりました。中には、3回もシュートが決まった子どももいました。
この日は、子どもたちの体験で終わる予定でしたが、急きょ、5名の教員(吉田先生、草津先生、東田先生、川畑先生、福田先生)対ドイツチームのみなさんとのミニゲームをすることになりました。子どもたちの大声援が起こりましたが、教員チームは、パスがつながらず、シュートが成功するのは難しいようでした。一方、ドイツチームは、余裕をもって、次々とシュートが決まっていきました。
楽しく、また盛り上がった交流会も、終わりの時間となりました。交流のお礼に、「瓜破東小学校校歌」を元気に歌いました。また、子どもたちがつくった折鶴のレイ・写真入りの額・平野区役所からのプレゼントなどを贈呈しました。
最後に6年生の代表のこどもが、ドイツ語の言葉をいれながら、お礼のあいさつをしました。
1時間あまりの交流でしたが、子どもたちにとっても、ドイツチームのみなさんにとっても、忘れられないような思い出となりました。
拍手で送っていくときのドイツチームのみなさんは、笑顔で体育館を後にしました。その後、6年2組の子どもたちが、車いすをトラックに運び込むお手伝いをして、正門でもみんさんをお見送りしました。
今回、3つの国の外国チームのみなさんが来阪され、それぞれのチームが2つに分かれて、6つの小学校で交流を行いました。今回、幸いにも、瓜破東小学校に来ていただくことになり、外国のみなさんと交流することができ、また車いすバスケットボールというスポーツにもふれる機会ができました。