「清掃活動」
- 公開日
- 2022/09/14
- 更新日
- 2022/09/14
学校行事・できごと
あるテレビ番組で市長や知事を経験された評論家が日本の教育について痛烈な批判をされていました。世界から取り残されている…のような話をされていました。論点は学力についてだったと思います。
私は以前日本語教室のある学校に勤務していましたが、中国から来られた保護者の方とお話しする機会がありました。「日本で教育を受けさせたい。なぜなら日本の学校では、教科以外に体育や音楽、プールの指導もあり、運動会や遠足にも行かせてもらいます。学校で勉強以外にも力を入れてくれているのはすばらしいことです。」確かに学力の面だけ見ると、そこには順位がつけられます。順位が上がればいい教育を受けているのでしょうか?
学校での掃除の時間は、日本人のすばらしい文化です。
このような日本の学校の清掃文化を海外の人たちはどのように感じているか、海外から発信されたSNSを挙げてみます。
〇日本で英語教師を3年ほどしたことがある。自分も掃除に参加したが、すばらしいシステムだと思ったよ。子供に学校をきれいにすることを教えられるし、このことによって丁寧に扱うようになるよ。自分が掃除するところにゴミなんか捨てないからね。
〇学校は教科書から学ぶだけの場所ではない。社会の一員として、自分自身に責任を持つことを学ぶ場所でもあるのだ。
〇身の回りのものを丁寧に扱うことを覚えることができる。もし自分で掃除しなければならないのなら、雑に扱ったりしないから。
日本のような習慣がない海外の人たちだからこそ、違いに気づきその良さを発見しているようです。私たちも改めてこの日本文化が持つ重要性を考え直すことができますね。