「はてな?」の気持ちを持って学習してほしい!
- 公開日
- 2023/05/31
- 更新日
- 2023/05/31
学校行事・できごと
今から10年後には、世の中にある職業の内、半分以上が他の職種に代わっているのではないかと言われている。つまり、 AI やロボットによる機械化が進んだり、ネット上でやりとりされる仕事がどんどん増えていく。
それはもうすでに始まっている。例えば「ユーチューバー」や「 e −スポーツ選手」などといった職業。しかし、どんなに機械化されても、結局は人間の能力によって社会は回っていく。「ユーチューバー」や「 e −スポーツ選手」も人間が操作しなければ、ただの液晶画面にすぎない。そこには、やはり独創的な創造力でユーチューブに投稿したり、人並外れた高度なテクニックでコントローラーを操作しなければ職業にはならない。
10年後といえば、高学年は20代半ばになって、社会の最前線で活躍している頃だろう。その時に必要な力は、知識に加えて、思考力、判断力、表現力、そして学びに向かう力、と言われている。いま日本では、国を挙げて子どもたち にこれらの力を つ けようとしている。来年から教科書も変わる。まず、思考力とは、自分で考え出す力。授業中黒板を写すだけになっていないか。それはロボットでもできる。なぜそうなるのか理由を考えて、この時間中に覚えてしまおう、という気持ちで受けてみてはどうか。
次に判断力。よいか悪いか、人が嫌な思いをしていないか、今やっていることは合理的なのか、そういった判断をする力。人に嫌われていたのではどんな仕事もうまくいかない。
さらに、表現力。文字や言葉で相手に伝えるということだが、それだけでなく、絵や作品、音楽、ダンスやス ポーツのように体を使った表現など、様々な方法で人にアピールしたり説明する力。
そして、学びに向かう力。なぜこうなるんだろう?これは何なんだ?どうすれば解決できるんだ?という向学心。
こういった、ロボットにはできない思考力・判断力・表現力・学びに向かう力などを身に付けるために毎日勉強してもらっている。STEAM教育を推進しているのは、目的はそこにあります。
「はてな?」の気持ちをもって毎日勉強してほしい。