節分
- 公開日
- 2019/02/01
- 更新日
- 2019/02/04
校長より
2月3日(日)は節分です。節分は、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のことをいい、「季節を分ける」ことも意味しています。節分の豆まきは、もともとは中国から伝わってきた風習で、季節の変わり目には邪気(鬼)が潜むと考えられて、奈良時代になる前から宮中では行われていたようです。それが、室町時代頃からは、冬から春になる時期を大切な一年の節目と考え、豆をまいて鬼を払う行事が庶民にも定着していったそうです。
節分の豆まきに大豆を使う理由はというと、もともと日本では穀物などに邪気を払う力があると考えられており、特に大豆は米や麦と同じくらい重要な穀物として扱われていて、魔除けや生命力に関する霊力が込められていると考えられていたからだといわれています。
鬼は邪気や厄の象徴とされ、形の見えない災害、病、飢饉など、人間の想像力を越えた恐ろしい出来事は鬼の仕業と考えられてきました。豆まきをするとき、鬼にそんなイメージを持って「鬼は外!」と言うと、風邪なども吹き飛んでいくかも知れませんね。
節分の翌日は「立春」、暦の上では、もう春です。