学校日記

全校集会 校長講話

公開日
2024/12/16
更新日
2024/12/16

学校日記

 表彰状の伝達・披露に続いて校長先生のお話がありました。12月10日の朝刊を示して話されました。
 以下に講話の骨子を掲載します。

 今朝のお話は先週12月10日に発表された「ノーベル平和賞」についてです。
 ノーベル賞は全部で6部門です。その1つノーベル平和賞を受賞したことは誇らしいことです。
 2024年のノーベル平和賞は、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)に授与されました。授賞式では、代表委員の田中熙巳さんが演説を行いました。私はその演説を聞いて、皆さんに伝えなければならないと思いました。
 田中さんの演説は、核兵器の非人道性とその壊滅的な影響、核兵器は一発たりとも持ってはいけないという、被爆者の心からの願い、核も戦争もない世界を目指す決意を表明されました。
 特に印象に残った話は、若い世代へ被爆者の体験とメッセージを受け継いで、核兵器廃絶に向けた活動を途切れさせないでほしいと言うことです。

 日本は世界でも唯一の原爆を投下された被爆国です。私たちには、その記憶と証言を次の世代に引継ぐ責任があります。私たちの力は小さいけれど、田中さんが言われるように被爆者たちが伝えてきた願いを受け継ぎ多くの人々がこの願いや思いを心に持って広げて欲しいです。