全校集会での話(4月18日)
- 公開日
- 2016/04/18
- 更新日
- 2016/04/18
お知らせ
今朝の全校集会での校長先生のお話を掲載します。
皆さんもニュースや新聞で知っていると思いますが、14日(木)の夜から続く熊本・大分地方の地震で大変な被害が出ています。多くの方が犠牲になられ、行方不明の方や負傷された方、今なお続く地震のせいで家に帰れず避難生活を続けておられる方などが大勢おられます。
まずは犠牲になられた方々に哀悼の意を表し、黙祷を捧げます。
「黙祷。」…。
「お直りください。」
「禍は忘れた頃にやって来る。」と言われますが、私には忘れもしないのにまたやって来たという感が強いです。
皆さんはまだ生まれていませんでしたが、平成7年1月17日午前5時46分52秒に起きた阪神・淡路大震災は、大阪市に住んでいてもあまりに大きな揺れで目が覚めたので、忘れもしません。関西のことでしたから、身近な人々が被災され、他人ごとではありませんでした。犠牲者の数があまりに多く、天災の怖さを思い知らされました。
東日本大震災は平成23年3月11日午後2時46分に起きた地震とそれに伴い発生した津波による大規模地震災害で、記憶にも新しく、皆さんも知っていますね。当時でも皆さんの3倍以上人生を重ねていた私ですが、画像を通してですら目の当たりにする津波の恐怖はあまりに恐ろしく、愕然としました。
日本列島は環太平洋地震帯上にあり、地震の発生は必然です。防災・減災教育に力が注がれ、国・地域・学校を挙げて人命尊重が謳われています。日頃の防災・減災意識がとても大切で、他人ごとではなく、自分のこととして捉え、命を守ることに力点をおいてください。
更に、災害時のボランティア活動や募金活動など、中学生の皆さんには今すぐできることとできないことがありますが、近隣の災害に、どんなことが必要で、どんなことができて、どんなことがやろうとしても課題があって等々、関心を持って知識を深め、より良い社会の形成のため、できるだけ力を培ってください。 (福井 惠)