学校日記

全校集会(5月30日)

公開日
2016/05/30
更新日
2016/05/30

お知らせ

 毎週月曜日は、全校集会です。福井校長先生のお話しを紹介します。

 「校長講話」

 本校には素晴らしい図書館があるので、できるだけ活用したいと考えていました。これまでもお昼休みは開館していましたし、今後も継続しますが、給食が終わってからでは時間に余裕がなく、利用度が少々下がっていました。それで、6月から月・火・金曜日の15時〜17時まで開館します。毎放課後の開館が理想ですが、とにかく、週に3日程開けて様子見です。
 私たちは一人前の人生を生きているわけですが、読書によって、多くの疑似体験ができます。小説やドキュメンタリー、エッセイや詩歌、多岐にわたるジャンルの読み物から、沢山のことを学び取ることができます。色々な考え方に触れ、様々な発見をします。人生の糧になるものを一杯掴み取ります。
 また、読書によって、母語である言語の語彙が増え、思考力に深みが増します。人は言葉という道具を使って、考え、伝え、理解し、更に、考えと、その繰り返しで、厚みのある人格を形成して行きます。語彙を増やすこと自体とても大切なことなのです。
 お笑いタレントの又吉直樹さんが「火花」で芥川賞を受賞されたことは皆さんもよく知っていると思います。彼は小学校の頃からサッカーを始め、高校時代には北陽高校(現:関西大学北陽高等学校)サッカー部に所属し、3年次には副キャプテンを務め、大阪府代表としてインターハイにも出場されました。
 趣味は散歩と読書と音楽鑑賞だそうで、通算2,000冊以上の本と2,000枚以上のCDを持っておられるらしいのですが、活字が躍りだす夢を見るほどの読書家で、好きな作家として、太宰治、芥川龍之介、古井由吉、京極夏彦、中村文則、田丸雅智等を挙げておられます。文武両道とはこういう人のことだなぁと、感服しています。
 知育・体育・徳育をバランスよくがモットーです。お昼休み・放課後ちょっとした時間を無駄にせず、図書館を覘いてみてください。