全校集会(7月4日)
- 公開日
- 2016/07/04
- 更新日
- 2016/07/04
お知らせ
月曜日の朝は全校集会です。気温も朝からグングン上がり、夏本番の様相です。
校長先生のお話のあと、陸上部甘利君の賞状授与、風紀委員長からの連絡、永澤先生のお話とありました。
「校長先生のお話」
最近、開館中の図書室にせっせと足を運んで、本に勤しんでいます。今はテレビ放映でも話題になった「下町ロケット」に嵌まっています。ある種の勧善懲悪で、コツコツ真面目に頑張ってきた人物が報われる、また、大志を抱いた人物が夢を実現させる話で、ついつい読み進んでしまいます。前半が特許の話で、特許を取得すること、また、全方位的に取得しておかなければ足元を掬われること、等々、知ってることも多々ありましたが、なるほどなぁ、と感心することもあり、私自身が今風にいう「リケジョ(理系女子)」の端くれですので、何となく憧れもあり、正に読書を楽しんでいます。
そんな折、「中学生が特許取得!」という見出しが、飛び込んできました。以下は毎日新聞から抜粋です。みなさんと同じ中学生ということに、何倍も生きてきた私も吃驚、かつ、お見事・天晴、と感服です。クラーク博士ではないですが、「少年よ(少年少女よ)大志を抱け!」です。
今春の第74回全日本学生児童発明くふう展(発明協会主催、毎日新聞社など後援)で、第2位となる内閣総理大臣賞に選ばれた愛知県刈谷市立朝日中学3年、太田匠郎さん(14)の作品「ママも安心、自動ブレーキ付きベビーカー」の制御方法が特許を得た。ベビーカー事故の防止に役立ち、親たちも安心して使えるという理由だ。太田さんは商品化したい考え。【安間教雄】
創作のきっかけは、ブレーキを掛けていなかったベビーカーが、駅のホームから転落するケースがあると聞いたこと。ベビーカーを動かさない時は、自動的にブレーキが掛かる仕組みにすれば良いと考えた。電子工作キットのタッチセンサーを使い、幼少時に自分が乗ったベビーカーへ、自動ブレーキ装置を施した。ハンドル部分にアルミテープのセンサーパッドを、子どもの背もたれ部分の裏側にタッチセンサーの基盤と乾電池を、後輪二つの各1カ所にブレーキ装置を設け、それぞれをコードで結んだ。
スイッチを「ON」にし、センサーパッドを握ると電流が流れてブレーキがはずれ、ベビーカーを動かせる。センサーパッドから手を離して3秒たつと、自動的にブレーキが掛かる仕組みだ。昨年7月下旬から作り出すと共に特許も申請、夏休みの1カ月ほどで完成させた。
太田さんは幼稚園時代から物作りを好み、小学5年から刈谷少年少女発明クラブに所属している。特許の取得に「総理大臣賞に続く喜びで、最高にうれしい。夢を見ているようだ。せっかく取れたので、商品化して社会に役立ちたい」と笑顔を見せた。