学校日記

11月20日 月曜日 全校集会 校長講話

公開日
2017/11/24
更新日
2017/11/24

お知らせ

お早うございます。
今朝は、理科の大熊智先生の伝達表彰からです。

 表彰状
春日出中学校
大熊 智 殿
三十五年にわたり本市校園に
勤続よく職務に精励し
その功労は誠に多大である
ここにこれを表彰する
平成二十九年十一月三日
大  阪  市  長  吉村 洋文
大阪市教育委員会教育長 山本 晋次

皆さんは、今すぐではありませんが、高校や大学を卒業した後に、必ず、仕事をしなければなりません。勤労は国民の三大義務です。
内閣府が2017年6月に主に若年層に関する公的資料をまとめた白書「子供・若者白書」によると、平均寿命の伸長化・高齢社会化・定年の延長化・技術の発達に伴う労働工程の効率化に伴い、若年層の労働条件・就職環境が悪化し、失業率は、全体の平均に比べて高い水準を維持しています。
また、厚生労働省の「学歴別卒業後3年以内離職率の推移」によると、大卒で3年以内に離職する若者は3割を超えており、社会問題化しています。
日本では、ひとつの会社に長く勤めることが美徳とされ、それによって報酬やポジションも上がる仕組みが続きました。生涯雇用や年功序列という制度です。
欧米諸国ことにアメリカでは自分自身のポジションを高めるためにキャリアアップがあり、その手段として転職があります。今以上に良い環境、高額な報酬、高い地位を得るために転職します。ヘッドハンティングのターゲットになれば、多くの人が「ジャンプアップのチャンスだ!」と感じます。
私は、どちらが正しく、どちらが間違いというものではないと思います。どちらにも一長一短、メリットデメリットがあります。
そして、私自身は、教員という道を40年近く歩いてきました。沢山の教え子がいますが、教えたのではなく、教えられたと感じています。本当に色々なことを教わりました。
皆さんにも、将来の仕事について、また、就労の形態について、働き方・生き方について、大熊先生の表彰を目の当たりにし、しっかりと考えて貰いたいと思います。
なお、現在、大学院で勉強中の美術の村尾美紀子先生も、同様に三十五年勤続表彰をされておられますので、申し添えます

※ホームページへのアップが遅くなり、申し訳ございません。