学校日記

11月27日 月曜日 全校集会 校長講話

公開日
2017/11/27
更新日
2017/11/27

お知らせ

お早うございます。
今日は、理科の教師にはちょっと嬉しい話です。世界中の理科や地学の教科書に日本の地名に由来する「チバニアン」という用語が掲載されます。
詳しくは次の通りです。
毎日小学生新聞 2017年11月15日
77万年前、磁場の逆転の時代
千葉県市原市の地層が、地球の歴史のうち「77万年前〜12万6000年前を代表する地層」だとして、国際的に認められることがほぼ決まりました。国際地質科学連合の1次審査を通過したと、研究グループの国立極地研究所などが13日発表しました。正式には来年にも認められそうで、認められればその時代が「チバニアン」(ラテン語で「千葉時代」の意味)と呼ばれることになります。
 77万年前には、地球の磁場(N極とS極)の逆転が起きたとされていて、市原市の地層は「千葉セクション」と呼ばれ、逆転の様子が正確に残されています。磁場の逆転は過去360万年の間に11回起きたと考えられていて、この地層はその最後の逆転を示す証拠となります。
 イタリアにも同じような地層が二つあって申請していましたが、1次審査では大差で日本の地層が支持され、決着がつきました。過去には1次審査の結果が覆ったケースもあるため、研究グループは「しっかり対策を立てたい」と話しています。
時代の確定にも役立った
千葉セクションは水深数百メートルという深海で積もってできたと考えられています。当時それだけ深海でできた地層が地上で観察できる所はほとんどありません。さらに、1000年あたり2〜4メートルという速い速度で積もっており、地層が厚いので細かい部分まで観測できるのが特徴です。約77万年前に降った火山灰の層が含まれていて、その辺りの地層は磁場が現在と逆向きなのに対し、それより上の新しい時代の地層は現在と同じ向きに変化していました。以前は最後の磁場の逆転は78万年前に起きたと考えられていましたが、千葉セクションでの研究により、約1万年新しかったことが2015年にわかっています。

養老川(手前)沿いにある「千葉セクション」 千葉セクションの位置


主な地質時代
 
 地球の磁場が逆転する詳しい理由は分かっていないそうです。
皆さんの中にその方面に興味がある人はいませんか。
将来、その方面に進んで、理由を解き明かすような研究についてみるのも面白いと思います。如何ですか。

地球の磁場が逆転する詳しい理由は分かっていないそうです。
皆さんの中にその方面に興味がある人はいませんか。
将来、その方面に進んで、理由を解き明かすような研究についてみるのも面白いと思います。如何ですか。