全校集会 校長講話 2月14日
- 公開日
- 2018/02/14
- 更新日
- 2018/02/14
お知らせ
お早うございます。
勿論、今朝は平昌五輪の話です。3連休の間にメダル3個。凄いですね。
日本選手団メダル1号は、フリースタイルスキー・モーグル男子の原大智(はら だいち、20歳、日大)選手の銅メダル。一夜明けても「本当に自分がメダルを獲ったのかな」とまだ実感が湧かない一方で、決勝2回目で1位となりながら、3回目では順位をキープできず、「そこから3位に落ちたので、金メダルを取れたという気持ちはある。次の目標は金メダル」と4年後を見据えた応答をされていました。
ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅(たかなし さら、21歳、クラレ)選手も銅メダル。「本番で2本とも納得がいくジャンプができた。楽しんで飛ぶことができた」と振り返って、4年後の北京五輪に向け、「今度こそ金メダルを取って、応援してくれた人に感謝を伝えたい」と意欲を語られました。
スピードスケートの高木美帆(たかぎ みほ、23歳、日体大)選手は1500メートルで1分54秒55をマークして銀メダルを獲得。金メダルを獲得したオランダのブスト選手に、わずか0コンマ2秒差で敗れ、「五輪の舞台に立ってみて、金メダルを取れなかったのは悔しい気持ちがこみ上げてきた」と悔しそうでした。
高梨選手は4年前のソチ五輪で金メダル候補筆頭にあげられながら、4位の成績で表彰台に立てず、この4年間、五輪での表彰台を夢見て想像を絶する練習をされてきました。
高木選手は8年前のバンクーバー五輪で期待の星と持て囃されながら1000メートルで最下位の35位、4年前のソチ五輪には、不調で代表選考会で落選し、出場すらできませんでした。今回は4年どころか、8年越しのリベンジとなりました。筆舌に尽くし難い練習を熟してこられたことと推察します。
出場することに意義があると言われる五輪ですが、…。
兎に角、まず、出場するだけでも至難の業で、でも、出場したら出場したで、せめて入賞、いや表彰台、やっぱり一番輝きの良い金メダルと、次々高みをめざして、一心不乱に精進されます。4年もの長きに渡る究極の努力、4年にたった1度しかない凝縮されたチャンス、そのチャンス・極々一瞬に掛けるパフォーマンスが、見る者の心に感動を与えるのだと思います。
まだ暫く平昌五輪で熱戦が続きます。しっかり応援したいと思います。