平和学習
- 公開日
- 2019/10/26
- 更新日
- 2019/10/26
学校行事
土曜参観の今日、1年生と2年生は大阪大空襲を経験された語り部の方のお話しをうかがいました。
焼夷弾のことや大阪のどの辺りがどうなったのかなど、詳しくお話しをしていただきました。
お話しのあと、質問が次々と出て、そのお答えには当時の生々しい状況が浮かび上がるようでした。
大切に育ててらしたグラジオラスが、もう明日にでも開花する、というときにへし折られたこと。
当時は「英霊」に捧げる菊以外は花の栽培は許されなかったそうです。
また、学徒動員され軍需工場で働かされていたときのことも。
昼休みに教科書を読んでいたら怒られて取り上げられた、
重い材料をヒョロヒョロと運んできた中学生(男子)に思わず『ごくろうさん』と声をかけたら、口をきくなと怒られた、
など、現代の平和を享受している私たちには想像もできないお話ばかりでした。
最後に代表して生徒会会長が、『必ずしっかり学んで、自分達の次の世代に伝えていきます。』
とお礼のあいさつをしました。
そのあと教室で感想を書くときに、明日いきなり戦争は起きない。色々おかしいことが積み重なって、戦争に結び付いてしまった過去に学んで、その“おかしさ”に気づくことが大切で、そのためにも学ばないと…と話し合っていた生徒たちに、心強い思いがしました。
久保様、ありがとうございました。