学校日記

語り継ぐこと…あれから25年経ちました

公開日
2020/01/17
更新日
2020/01/17

普段のようす

今日は阪神淡路大震災の起きた日です。

それに先立って昨日、1年生と2年生合同で、東灘区在住で震災を経験した教員の話を聞きました。

自然の力の強大で恐ろしいこと、その前には人間の力が悲しいほど小さいこと…。

しかし、過去から学んで備えをすることの大切さや、助け合う・支え会うボランティア精神の尊さなどについて改めて知ることができました。

家族を失い、ただ一人だけ生き残った女性の苦しみについてもお話を聞きました。健康を損なうほどの悲しみのどん底からその方が立ち上がれたのは、やはり家族への思いからでした。
残された命をしっかりと生きないと、亡くなった人達の命を生かしたことにならない、という強い想い。不覚にも涙が出てしまいました。

生徒からは、
「先生は怖くなかったのですか?」
「東北の震災や熊本の地震のことを知ったときに、どう思いましたか?」
などの質問がありました。
自分が当事者でなくとも、人は心と知識で繋がっていけるはずです。悲しみを悲しみのままでおかないためのバトンが、次の世代に渡されました。