2年生学年集会
- 公開日
- 2018/10/18
- 更新日
- 2018/10/18
2年
若月先生から、『石の猫』というお話の紹介がありました。
とある教会で、ある神父が猫を飼っていました。
教会で猫がイタズラをするので、神父はお祈りなどのときには、
祭壇の下にヒモでつなげるようにしました。
この神父が亡くなり、2代目の神父はその猫の世話を引き継ぎ、
お祈りのときには、同じように祭壇の下にヒモでつなげるようにしました。
3代目の神父は、新しい猫を飼い始めていました。しかし、3代目は2代目にならって、お祈り中には同じようにヒモでつないでいました。
4代目の神父は、生きた猫だと世話が大変なので、石の猫を作って祭壇の足の横に置くようにしました。
5代目の神父は、床に置かれているのを邪魔に感じて、石の猫を祭壇の上に置きました。
6代目以降の神父たちは、石の猫に向かってお祈りをするようになり、いつのまにか石の猫は祭壇上の神聖な存在になしました。
そして、なぜ石の猫が祭壇にまつられているのか、知る人はいなくなりました。
物事が形骸化していくことの寓話です。
後期の委員会・教科係になり、新しい仕事を頑張ってほしいですが、
前期でこうしていたから、昔からこうしているからと、形だけの仕事になっていませんか。
元は意味のあったことが、忘れられ、仕事のための仕事にならないように、活動の意味を考えて、よりよい仕事をしてほしい。
というお話でした。