学校日記

6月14日(月)全校朝礼

公開日
2021/06/14
更新日
2021/06/14

校長室だより

これまでの全校集会で、私は皆さんに、「挨拶は大切」「良い挨拶は相手も目を見て、笑顔でする挨拶」「笑顔は気持ちを安定させ、心も安らかになる」という事を言ってきました。
今日も挨拶に関連する話をします。「名札」についてです。
「名札」は学校の中では制服の一部ですが、学校を一度出れば、そこでは「名札」はいりませんよね。「名札」に書かれた「名前」は皆さんの大事な個人情報ですから、校外で名前を外の人に知らせる必要はありません。多くの皆さんは、学校を出れば名札はポケットの中にしまっていますね。これはとても意識の高い行動で、良いことです。
しかし、登校の場面で、20人に一人くらいの割合で名札を出すのを忘れていて、門のところで先生に指摘されている人がいます。友達の話に夢中になっていたり考え事をしていたりして、ついうっかりだと思いますが、忘れずに「名札を出す」という事は大事なことです。
社会人になれば、出勤すればタイムカードを押して仕事が始まります。学校の先生や職員もそうです。朝学校に来た時に、職員室の入り口で身分証明書を機械にタッチして勤務が始まります。もしこれを忘れると、本当は働いているのに働いていないことになってしまいます。そうなっては困るので、タッチを忘れた場合は、あとから「何時何分に学校に来ましたがタッチを忘れました」というめんどくさい申請と手続きをしなければなりません。
皆さんが「名札を出す」という行為もこれと同じで、「学校に来て勉強を始めます」という合図のようなものです。考え事、友達とのおしゃべり、いろいろあると思いますが、「名札を忘れずに出せる」というのは、これも大事な「力」です。「いくつかのことを頭の中で同時に考える」という力です。これから大人になるにしたがって、これが必要になってきます。私は皆さんに、こういった「力」をこれから徐々に身に着けていってほしいと思っています。