5月30日(月)全校朝礼
- 公開日
- 2022/05/30
- 更新日
- 2022/05/30
校長室だより
先週のTEAMSでの全校朝礼の時に、生徒会が今期の目標の言葉として「雲外蒼天」という言葉を決めて紹介してくれました。「雲の下は暗いが雲の上には青い天がある」という言葉ですが、意味は「努力をして苦しみを乗り越えれば、その先には素晴らしい世界が待っている」という意味です。
四字熟語の中には、故事成語に由来があるものもありますが、この言葉も、中国の故事成語に由来がるように見えますが、どうやらそうではないようです。
また、最近では将棋の藤井聡汰さんが、扇子にもこの文字を入れています。藤井聡太さんは、この言葉を選んだ時に、「強くなることで、盤全体を見渡して、新しい景色を見てより強い一手を見出したかった」という自分流の解釈を込めたそうです。
今日は、皆さんに生徒会が選んでくれた「雲外蒼天」について、言葉の直接の意味以外の話題も紹介しました。言葉にはこのように背景もありますし、いろいろなつながりもあります。
勉強は「覚えること」だけではありません。少し回り道かもしれませんが、物事の関連性や背景なども探っていくことで、興味を持てるようになるかもしれません。
今週末は、いよいよ今年最初の中間テストです。自分が興味が持てるような勉強の内容や方法を考えて、取り組んでください。