知っていますか 友情ポスト
- 公開日
- 2015/07/07
- 更新日
- 2015/07/07
学校生活・行事
みなさん、中庭にひっそりとたたずむこの写真のポストをご存知ですか。
妖怪ポスト?
いいえ、よく見てみると中央には「友情」と書かれています。
上には小鳥を手に乗せた女性が一人。仏像にも見えます。
実はこのポスト、かつて、昼食が食べられない子への募金箱として使われていたそうです。
パンを買ったり、何かのお釣りが余った時に、昼ご飯を食べられない友達のためにカンパをするための募金箱。
友情ポストだったそうです。
「優しい生徒が多い西中学校」は、昔からの伝統だったのかもしれませんね。
飽食の時代。
日本では、昼ごはんを食べられずに飢える子どもなどほとんどいません。
しかし、戦後間もないころは、そういう子どもが数多くいたのです。
世界には、明日の食事に困る子どもたちが数多くいるというのに、日本の子どもたちは当たり前のようにご飯を残します。
今日は1学期最後の給食。手を合わせて、心の底から「いただきます」と言える子どもを、PTAや地域が力を合わせて、育てていきたいものです。
西中学校はもうすぐ70周年。
この70という数字には、戦後に建てられた学校という意味があります。
戦争と平和について、食べられることのありがたさについて、このポストを見て考えてほしいです。
明日から懇談です。
保護者のみなさまも、中庭で西中の生徒たちをいつも見守る友情ポストをぜひ気にかけてみてください。