学校日記

1月10日(火)始業式校長挨拶

公開日
2023/01/10
更新日
2023/01/10

校長室だより

あけましておめでとうございます。
皆さんの元気な姿を見ることができ、うれしく思います。
昨日は成人の日でした。成人の日は1948年に「国民の祝日に関する法律」のよって定められ、初めは1月15日と決まっていましたが、1999年に「ハッピーマンデー法」により1月の第2月曜になりました。今年は約115万人の人が20歳になったそうです。ちなみに現在中学3年生は約108万人、1年生は約105万人で、少子高齢化が進行しています。
皆さんの身近な人で、20歳になり昨日の成人式に参加して人もいたのではないかと思いますが、成人の定義も変わってきています。今から6年ほど前に公職選挙法が改正され、選挙年齢が18歳に引き下げられ、昨年の4月からは民法が改正され、成人年齢が18歳に引き下げられました。これは、世界の多くの国に合わせたということと、先ほど説明した少子高齢化が進む中で、若者の意見を反映しやすくするためという目的があるそうです。
また成人の日は「大人になったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を祝いはげます日」として定められました。成人になれば、お金を借りたり携帯電話の契約をしたりするのに、保証人なしで自分だけでできます。つまり「自分で自由に決めることができる」ということと「そのことによる責任も自分で負う」ようになります。このように人間は年齢を重ねていけば、自分で決めることも増えていくのと同時に、責任も重くなっていきます。つまり「自由」と「責任」は一体のもので、どちらかだけが重くなるということはないのです。そして「責任が重い」ということは、「自分で考えて決められることもたくさんある」ということであり、それは「やりがい」にもつながることです。皆さんはまだ成人ではありませんが、中学校生活でも上級生になるにつれてそうなっていきます。自分の人生を決められるような力を徐々に身に着けていくのです。
新年にあたり、私は皆さんに「責任」と「やりがい」の両方を感じることができるような1年を送ってもらうことを期待しています。