学校日記

大阪大空襲のお話を聞きました。伊賀孝子さん。

公開日
2015/12/10
更新日
2015/12/10

お知らせ

12月9日午後から、全校生徒とPTA実行委員の方々と体育館で「平和学習」の一環として大阪戦災傷害者・遺族の会の伊賀孝子さんに学校まで来ていただき、大阪大空襲の様子を中心にお話を聞かせていただきました。84歳の伊賀さんは、生まれた年が満州事変の年で、中学の2年生までずっと戦争状態だったこと、戦争中で修学旅行もなくなり、暖房もなくなるなどの生活だんだんと苦しくなっていったこと。そして、昭和20年3月13日夜から14日未明にかけての大阪大空襲の様子を語ってくれました。ご自身も大やけどを負うとともにご家族を亡くされた話や逃げ惑う人々の様子もお話をしていただきました。そして、戦争は負けた国だけでなく勝った国の人々にも悲劇は起き、戦闘に携わっている兵隊だけでなく、日常生活をしている子どもや年寄りに関係なく命が狙われることになることを教えてくれました。また、ご自身は中学校を卒業できなかったので、おとなになってから中学校の夜間学級に通い、そして卒業後は定時制高校に進学されましたが、おとなになってから勉強することの大変さを伝えてくれました。中学生の今だからしっかりと勉強ができるし、頭にも入ることを教えていただきました。