今日は数学科で、トロンボーン奏者でもあるS先生からのお薦めの1冊です。

角野栄子『魔女の宅急便』
宮崎駿監督のアニメ映画として有名な物語の原作小説です。全６巻。映画では登場しなかった「おとどけもの」のお話がたくさん描かれています。小学生の娘のために購入しましたが、私のほうが気に入って読んでいます。
幾多の出来事を乗り越え、いろいろな人と出会い、少しずつ成長していく主人公を取り巻くエピソードはもちろんですが、優しい言葉遣いや可笑しな言いまわし等、親しみやすい文章も魅力的です。
これまであまり物語に親しんでこなかった中学生の皆さんも手にとってみてはいかがでしょう。キキやジジが暮らす世界を、どこかの小さなスキマから眺めているようなワクワク感が楽しめますよ。