今日は何の日?「レントゲンがX線を発見」(11月8日)
- 公開日
- 2013/11/08
- 更新日
- 2013/11/08
お知らせ
1895年、ドイツの物理学者ヴィルヘルム・レントゲンによってX線が発見される。X線は特定波長を持つ電磁波で、透過したX線を写真フィルムなどで可視化して内部の様子を見れることができるため、主に医療現場や空港の手荷物検査などで使用されている。
レントゲンは陰極線の実験中に、室内を真っ暗にして光を遮断した状態であるにも関わらず机の上にあった蛍光板が光っていることに気づき、目に見えない光のようなものの存在に気づいた。7週間の昼夜を通じた実験と検証を経て、同年12月にビュルツブルグ物理医学会に論文を提出し、数学で「未知の数」を表す「X」からX線と命名した。
X線の発見は大きな反響を呼び、レントゲンはこの功績が認められて1901年には第一回ノーベル物理学賞を受賞した。ちなみに、レントゲンが撮影した奥さんの手の骨と指輪が映ったX線写真が、世界ではじめてのX線写真として残っている。
(SmartNewsからのプチ情報です。)