今週の一冊50 7/3
- 公開日
- 2016/07/03
- 更新日
- 2016/07/03
お知らせ
今週の一冊がとうとう50冊目となりました。皆さん何冊読まれましたか?ジャンルもお薦めしている人達の年代もバラバラですので、きっとあなたの心と記憶に残る一冊があると思います。是非沢山の人達に手にとって読んで欲しいと思います。
さて今週の一冊は、2年国語科の田中先生からのお薦めです。
今回紹介する一冊はエラ・フランシス・サンダースさんの「翻訳できない世界のことば」です。机はdesk、窓はwindowというように、中学生の皆さんは当然のように別のことばに訳せますね。実は、世界のことばには翻訳できないものがたくさんあることを知っていましたか?この本は、そんな「他の言語に置き換えられないことば」がたくさん紹介されています。
たとえば、日本語の「木漏れ日」。これは他の言語にはない日本特有のことばだそうです。他のことばだと、マレー語の「ピサンザプラ」。なんと「バナナ一本を食べるのにかかる時間」を指します。バナナの消費量が多い東南アジアだからこそあることばですね。このような日本語では存在しない面白いことばがたくさん載っています。
どのことばも、その言語圏の人たちの文化や大切にしているものが影響されていて、私たちに広い世界を感じさせてくれます。
海外出身のイラストレーターである作者の絵と共にことばが紹介されているので、眺めているだけで楽しい一冊です。