今週の活け花(7月2日)
- 公開日
- 2014/07/02
- 更新日
- 2014/07/02
お知らせ
昨日、仁平さんに玄関の生花を飾っていただきました。
今週の花は、「蒲(がま)」、「トルコキキョウ」、「カーネーション」です。「蒲(がま)」と「トルコキキョウ」について、調べてみました。
「蒲(がま)」
池や沼などの浅い水中に群生して生え、夏から秋にかけて、茶色の花穂が目立つ。冬になるとこの花穂の中から綿毛がブワーッと出てきて飛散する。1本の花穂から出る綿毛には約10万個のタネがあるらしい。葉は線形で厚い。昔はこれで”むしろ”などを作るので「くみ」(組)と呼ばれ、次第に「かま」になり「がま」になった。カエルとは関係ないようです。朝鮮語の「カム(材料)」にも由来する。
「トルコキキョウ」
リンドウ科なのにキキョウという名前なのはすっきりした花の咲き方が、日本の「桔梗(キキョウ)」に似ていたため。そして、原産地はトルコではなく北アメリカでもともとは、テキサスの荒野に咲いていた花です。
なぜ「トルコ」という名前なのかは・・・
•花の開いた形が、トルコ人のターバンに似ているから
•つぼみが、イスラム教の教会・モスクに似ているから
•花色が、地中海の海の色を連想させるから
•花の深い青が、トルコ石を連想させるから
と多くの諸説があり、真相は謎のままのようです。
また、漠然と舶来を意味するのでトルコという説もあります。日本とトルコの間には深い友好の歴史があり舶来がトルコにつながったってわけです。
「トルコキキョウ(ギキョウと濁ることも)」とはいえトルコ原産でもなく、キキョウ科でもないんです。トルコ共和国とも、桔梗とも無縁です・・・