8月6日(木) 広島から平和の祈りを
- 公開日
- 2020/08/06
- 更新日
- 2020/08/06
お知らせ
プール横に植えられているアオギリの木を知っていますか。
十数年前、皆さんの先輩は広島に修学旅行に行きました。被爆された語り部である沼田鈴子さんから平和のメッセージとともにいただいたアオギリの苗を植えたものです。
沼田さんは、原爆投下時1,3キロ広島支局内(今の郵便局)で被爆されました。その日は天気が良く婚約者が帰国する予定で、未来を創造し幸せいっぱいだったそうです。8月6日 8時15分原爆投下。被爆した左脚を切断し、婚約者も亡くし希望・気力を失っていたそうです。でも黒焦げになっていたアオギリの木から緑の新芽が出たのを見て「命ある限り生き続けよう」と思ったそうです。
「死者からの生かされた使命がある。だから平和の種をまく」自らの体験を通して、戦争のおろかさ、平和の尊さ、核の恐ろしさ、平和づくりの大切さを強く訴えておられました。また、平和の原点は「相手の痛みをわかる心を持つ人間」だともおっしゃっていました。
平和とは戦争をしないことだけでなく、一人ひとりが自分らしく輝けること。
先輩の思いを、責任をもって伝えていきたいですね。(大堀先生 談)