学校日記

美術科 授業紹介 3年生 「いきる」とキーワードに 篆刻の鈕制作 その1

公開日
2015/03/01
更新日
2015/03/01

美術科

先日の造形展に出品した篆刻の鈕(持ち手)制作は、まず「いきる」というキーワードから発想します。
美術科では「生徒自ら主題を見つける」という学習目標があります。
3年生後半では「いきる」がキーワードです。

この「いきる」からそれぞれがどんな物語を紡ぎだすのか。とても興味深いものがあります。
中学生とて進路を控えた時期、色々と思い悩むことが多い時期です。
そこであえて「いきる」

まず、主題(自分のテーマ)が決まったらそれを形にしてテラコッタ粘土で短時間で形にします。最初から立体の彫像では難しいのでまずは、粘土で塑像を作り、それをモデルに石を篆刻刀や細工ヤスリで彫っていきます。一心に石を彫ることは気持ちを落ち着かせることにも効果があります。

制作後振り返りシートに書かれた、それぞれの「いきる」は各自の題名からも推し量れるようになかなか哲学的です。よく考えています。
榎 和美さんの作品は
題「人生の階段」私は「いきる」という言葉で成長するという意味で階段にしました。
それとかべを乗り越えるという意味でこの形にしました。