学校日記

美術部西宮市大谷記念美術館鑑賞会

公開日
2014/08/25
更新日
2014/08/25

部活動

 8月23日(土)美術部の恒例になっている夏の西宮市大谷記念美術館、ボローニャ国際絵原画展鑑賞に行ってきました。今年は部員以外に2年生が一人参加してくれて総勢9名です。
 この日が絵本原画展の初日でした。10時の開館とともに兵庫県の中学生もたくさん訪れています。私たちは他府県なので入館料は前売券で200円必要です。

 この国際絵本原画展は中学生の美術館鑑賞としては次のような優れた点があります。

 ・アクリルガッシュ、コラージュ、鉛筆画、CG、水彩、油彩など
  様々な技法の作品があり生徒の制作の参考になる。
 ・様々な国の作品があり、バラエティに富んでいる。
 ・基本子供向の絵本の原画なので未来に向かっての明るい作品
  が多い。
 ・絵本画家の登竜門となっているボローニャブックフェアの
  入選作品なので絵本界の最先端の作品を見ることができ、
  時代を感じることができる。
 

 今年もワークシートに自分のお気に入りの作品を一つ選び、理由を書きいれながら鑑賞しました。後でもう一度それぞれの作品を見直しながら美術部の生徒がキュレーター(美術館の学芸員さんの役、作品を紹介する人)になり紹介し、お互い交流しました。

 珍しく今年は2年生5人と、3年生1人、顧問が同じ作者の作品を選びました。

 特別展示になっていた刀根里衣(とねさとえ)さんの作品です。
今回は自分が選んだその作者の国の感じが作品にどのように感じられるのかを問う問題を設定しました。その答えとして、それぞれが「日本の四季が感じられるから。」「色がとても優しい。」「絵がホンワカしていて平和そうだから。」というものでした。顧問も「小さい弱い存在の蛙や羊がとても大切に扱われているから。」という理由です。

 特別展示はもう一人日本人の三浦太郎さんの「ワークマン」という、とても楽しい絵本の原画も飾られていました。なんと毎日新聞の記者さんが「絵を鑑賞しているところを撮影させてください。」ということで築港中の美術部3年生2人がモデルとなり作品を観ている姿が夕刊に掲載されました。