全校集会11.20(1)
- 公開日
- 2023/11/20
- 更新日
- 2023/11/20
お知らせ
本日11月20日は、全校集会です。
生徒会執行部の司会で進行します。
まず校長先生と朝の挨拶からです。
続いて校長先生のお話です。
みなさん、おはようございます。
いよいよ、来週月曜日からは、期末テストです。先週からの急激な寒さのために、体調を崩している人が多くみられます。体調管理には十分気を付けてください。
さて、今週木曜日は勤労感謝の日です。勤労感謝の日は、「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう日」と定められています。
では、感謝とは何でしょうか。感謝の心を言葉にすると「ありがとう」となります。日本語の中で一番美しい言葉だと思います。ただ、「ありがとう」を漢字で書くと、「有り難う」。有ることが難しいと書きます。つまり、滅多にない、稀であるという意味です。滅多にないこと、稀にしかないことだから尊いと思い、幸せに思い、嬉しく思うのです。
当たり前のこと、普通のこと、当然のことと思う心からは感謝の心は生まれてきません。私たちは自分の尺度で、当たり前のこと、滅多にないことと振り分けて感謝をしたり、しなかったりします。
しかし、世の中に当たり前のことが本当にあるのでしょうか。自分は若いし、健康だし、元気で暮らせるのが当たり前と思っていても、事故で怪我をしてしまうことだってあるのです。ご飯が食べられるのも、生活ができる家があることも、服が着られるのも、当たり前でしょうか?
先のことは誰にも保証できません。そうした、当たり前ではない中に生活をしているのに、私たちは多くのことを当たり前と錯覚して生活しているのではないでしょうか。
人生には何ひとつ当たり前のことはありません。すべてが稀なことのつながりです。感謝の心で物事を見ると、前向きな考えが出てきます。
とのお話でした。