今朝は放送による全校集会がありました。

　まずは、校長先生からのお話です。

　みなさんおはようございます。
　日によって気温の変化が激しく、また朝晩と昼との気温差も大きいため、体調を崩している人も多いと思います。
うがい・手洗いとマスクの着用、そして食事の前のせっけんを使った手洗い等、蔓延防止に努めてください。
　今日は３月１０日です。早いもので３年生のみなさんは、卒業まであと４日となりました。
　そこで、「頼もしさ」ついてお話をしたいと思います。
　先生は、歴史が好きです。歴史は「かつて存在した何億という人の人生が詰め込まれたものだから」です。歴史の中でそれらの人が私と同じように悩み、考えていたことを知ることができるからです。
　先生は、作家の司馬遼太郎さんが好きです。司馬遼太郎さんは、小説「21世紀に生きる君たちへ」の中でこう述べています。
『歴史を調べている中でどんな人が尊敬され、人に好かれているかを調べてみると古今東西を問わず評価されている人間の資質は「頼もしさ」です。
日本では鎌倉時代に確立された武士道、ヨーロッパの騎士道、アメリカの開拓者魂において共通しているのも「頼もしさ」です。
　では、「頼もしさとは何か」というと、それは「人を思いやる心」「人を気遣う心」
「人へのいたわりの心」のことです。
そして、この心は鍛えなければ自分のものになりません。
ただ、それを鍛える方法は簡単です。
もし、皆さんの前で誰かがこけたとしたら、「痛いだろうな」と思い、「大丈夫か」と
声をかけたり、　重たい荷物を持っている人がいたら、「持ちましょうか」と言ったり、
掃除をしている友達を見たら「手伝ってあげる」と声をかける心です。
そんなことを繰り返しているうちに「頼もしさ」は身についてくるものです。』
と。
　学校の成績が優秀だからと言って、クラブ活動で優勝したからと言って幸せな人生が待っているわけではありません。優秀な成績を上げるために培われた持続力・あきらめない精神が人生を幸せに導くのだと思います。
　ぜひ、「頼もしさ」を身に着けてください。

　とのお話でした。

　続いて、陸上部の生徒に表彰がありました。

　次に、生徒会役員からのお話です。

　あたたかい日も増えてきていますが、最近、服装等のみだれが気になります。みなさんはしっかり校則を守れていますか。スカートは膝丈、ポロシャツとブレザーのボタンはとめる。名札もつけてきてください。残り少ない日数、正しい服装を心がけましょう。また、今週の金曜日は３年生の卒業式があります。卒業まで残り少ないですが、中学校生活を楽しんでください。

　との話でした。