今日は熱中症対策で、放送にて全校集会を行いました。

生徒会執行部より、「教室から元気な挨拶をしましょう。」から始まりました。

まずは校長先生からのお話です。

　みなさんおはようございます。先週金曜日の台風15号、大阪は直撃を免れましたが、各地で大きな被害をもたらしました。「台風一過」秋がやってくると思いましたが、本日も朝から気温も高いため、放送での全校集会としました。
　この夏は、観測史上最も暑い夏となったそうです。まだまだ、気温の高い日は続くそうですので、熱中症対策を怠らないようにしてください。
　さて、今日は、「中身も外見も大切に」というお話をしたいと思います。
みなさんの中には、「服装などの外見で人を判断しないでほしい」と思っている人もいると思います。中身が大切か、外見が大切か。みなさんは、どちらの意見に賛成ですか。ほとんどの人は、「外見が悪くても中身がよければよい」と答えるでしょう。「服装だけで判断しないでほしい」と言う人もいるでしょう。先生は、「中身も外見も大切にして欲しい」と思います。
　例えば、みなさんが今日、帰りにマンションのエレベーターに乗ろうとしています。
その時、エレベーターの前にスーツを着て、ネクタイをしたサラリーマンが数人いるのと髪の毛を赤く染めて、鼻にも唇にもピアスをして、ズボンは、腰までおろしている人たちが数名いるのと、乗るときにどちらが安心できますか。おのずと答えは決まっているとおもいます。
　中身も大切ですが、外見もいかに大切か、さらに説明しましょう。
　今、みなさんは大変、喉が渇いています。そこに冷たく冷えたジュースが出されました。一つは、ガラスのコップに、もう一つは、きれいに洗ったガラスの灰皿に、さらにひとつは、同じくきれいに洗ったガラスの花瓶に入っています。中身は同じ冷えたジュースです。でも、どれで飲んだらおいしく感じますか。当然、ガラスのコップですよね。
いくら同じガラスでも灰皿に入れたジュースを飲んでも何かおいしく感じません。花瓶も同じです。服装もこれと同じです。だらしない服装をして、「中身を見てくれ」と叫んでいる人は、灰皿に入れたジュースを出して「飲んでくれ、うまいだろう」と言っているのと同じです。
　数年前、髪の毛を茶髪にした生徒を指導した学校の担任に対して、文句を言って暴力を振るった父親に裁判官が「もし、裁判官である私が茶髪でピアスをしていたら、あなたは素直に私の判決を聞けますか」と尋ねました。父親は「聞けません」と答えました。
すると裁判官は「それぞれの場所にはそれぞれのふさわしい服装があるのです」と言い「髪の毛を茶色に染めた中学生を指導する学校は間違っていない」と父親を諭しています。
　もし、校長である先生が今、全校集会や保護者説明会に茶髪・ピアスでズボンをずらして話をしたらどうでしょう。みなさんや保護者の方は、「あの校長は何、あんな人の話なんか聞けない」というでしょう。
　それぞれの場所には、それぞれのふさわしい服装があるのです。
　もう一度言います。「中身も外見も大切に」してください。
　
　というお話でした。

　続いて、表彰伝達がありました。多くの部活で表彰がありました。

　最後に、生徒会からのお話です。

　生徒会では、文化祭の準備が進んでいます。各学年展示作品の取組や合唱の練習が始まっていると思います。今年は３年生の合唱コンクールだけでなく、２年生の全体合唱もあります。どの学年の歌声も楽しみです。学校全体でいい文化祭にできるように頑張りましょう。

　とのお話でした。

　今日あたりから文化祭の準備や練習も本格化してきます。気持ちも揺れ動いたり、疲れがあったりで不安定になる時期でもあります。自分のことは自分で責任をもつ、自分の期限は自分で取るといった視点で、まずは自分を大切に、そして周囲に対しても優しさをもって行動しましょう。