全校集会の様子
- 公開日
- 2024/01/15
- 更新日
- 2024/01/15
おしらせ
本日の全校集会は校長先生からのお話と生徒会からのお話がありました。
生徒会からはスマホサミットに参加した報告がありました。
【校長講話「思いは見えないけれど、思いやりは見える」】
心に残る広告があります。
これは東日本大震災のあとに流れていたテレビ広告です。
「こころ」はだれにも見えないけれど 「こころづかい」は見える
「思い」は見えないけれど 「思いやり」はだれにでも見える
その気持ちをカタチに
これは詩人、宮沢章二さんの「行為の意味」という題の詩から引いた言葉です。
その詩の原文を今から朗読します。
「行為の意味」
あなたの「こころ」はどんな形ですか?と、ひとに聞かれても答えようがない。
自分にも他人にも「こころ」は見えないけれど、ほんとうに見えないのであろうか。
確かに「こころ」はだれにも見えない。けれど「こころづかい」は見えるのだ。
それは人に対する積極的な行為だから。
同じように胸の中の「思い」は見えない。けれど「思いやり」はだれにでも見える。
それも人に対する積極的な行為なのだから。
あたたかい心があたたかい行為になり、やさしい思いがやさしい行為になるとき
「心」も「思い」も初めて美しく生きる。
それは人が人として生きることだ。
みなさんの心の中にはあたたかで純粋な思いやりの心がありますが、それはいつも見えている心ではありません。
しかし、たったひとことの言葉かけで心づかいが見えることがあります。
言葉をかけることが苦手な人は、微笑みかけるだけでも思いやりは伝わるはずです。
そっと手を貸す、黙ってそばにいてあげる・・・・・
小さな行為ですが、あたたかな心づかいが伝わる姿です。
「『こころ』は見えないけれど、『心づかい』は見える。」
「『思い』は見えないけれど、『思いやり』は見える」
短い言葉ですが、この言葉を忘れずに行動することができたならば、みなさんの周りにる人たちは誰もがあたたかい気持ちになれると思います。
お互いを認め合い、相手の気持ちを大切にしましょう。