校長講話
- 公開日
- 2014/10/07
- 更新日
- 2014/10/07
お知らせ
皆さん、おはようございます。
昨日は突然の臨時休業。台風18号の影響で、学校も多少の被害がありましたが、大阪は暴風警報がすぐに解除されて助かりました。一方、東海・関東は直撃し、交通網が遮断されて、また全国で亡くなった方もおられます。御嶽山といい、台風といい、このところ自然災害が続いています。今週末も台風19号が近づく恐れがあります。十分注意していきましょう。
さて、金曜日の体育大会は、みんなが頑張ってくれたおかげで、素晴らしい大会となり、すべての人が感動を味わえました。
その象徴が、3年組み体操のピラミッド。下の人は上の重みに耐えながら、しっかりと顔をあげる。このときの表情がとてもひたむきで、心を打たれました。そして、頂点に駆け上がった人は、バランスを取りながら、垂れ幕を大きく広げてくれました。拍手喝采。目頭が熱くなりました。3年の団結を、しっかり確認できた瞬間でした。
また、大声をあげた綱引きでも、感動シーンが。一本目を落としてしまったクラスで、生徒の中から、「次は絶対勝つで! みんな負けんとこや!」と掛け声が。学級の雰囲気の良さを感じました。
一人一人は勝ったり負けたり、また学級は優勝をつかんだり、最下位に沈んだりと明暗はありましたが、全力でやり遂げたという充実感はあると思います。
これはスポーツの良さですが、もちろん上にはとてつもない厳しさがあります。先日のアジア大会では、陸上や水泳で、100分の1秒差で、金メダルか銀メダルに分かれ、メダル確実といわれた選手でも実力が発揮できずに、記録なしに終わる場合もありました。また。プロ野球の世界でも、セリーグでは広島カープが最終試合で敗れて3位となり、クライマックスの本拠地開催を逃しました。そして、パリーグでは、余裕で首位を走っていた福岡ソフトバンクホークスが、9月に入って調子を落とし、半月間ほとんど勝てず、もがき苦しみます。そして、ホークスの背中をとらえたオリックスとの最終144試合目、延長サヨナラという劇的な幕切れで優勝します。あと一歩まで追い詰めたチームは、がっくりと肩を落として、ベンチで動けずに号泣します。頂点に立てるのは1人であったり、1チームだけなんですね。本当に厳しい世界です。
しかし、スポーツで全力を出し切れば、心地よい汗が流れ、勝っても負けても最後はノーサイド。頑張った人やチームには、胸を張ってもらいたいと思います。