全校集会
- 公開日
- 2015/06/22
- 更新日
- 2015/06/22
お知らせ
月曜日は体育館での全校集会。今朝、集合に遅れてしまった人、次回はみんなと同じように整列をお願いします。
校長講話
皆さん、おはようございます。
6月は早くも後半、先週で教育実習の期間も終わりました。そして、3日間の修学旅行、無事に終了しました。本当に、良かったですね。
さて、本日は君たちが通っていた小学校、泉尾東と北恩加島の先生方と本校の先生方による、合同の教科交流会を開催します。
小学校の6年間、中学校の3年間、併せた9年間を義務教育、普通教育と呼んでいますが、この9年間は9教科の学習だけでなく、生きる力を育む人間形成にとって、とても重要となります。勉強はまだまだ高校・大学と続きますが、人間形成の基本は、中学まででほぼ決まってしまうと言ってもいいでしょう。ですから、この教師という水先案内人の仕事はとても重要です。先日の実習生も、中学校の先生の影響を受けて、教師を目指してくれています。
ところで、先週は、「ギブ アンド テイク」のお話をしましたが、今日は「一期一会」について、お話をします。
君たちが義務教育で人間形成され、そのあとどのように成長するかは、これからの人との出会いに、人に影響を受ける「一期一会」に尽きると思います。
「一期一会」って、。漢字で書けますか。いちごは、漢数字の一に、一学期の期。いちえは、一に出会いの会うと書きます。
この言葉は茶道から生まれ、茶会という機会は、二度と繰り返されることのない、一生に一度の出会いであるということを心得て、互いに誠意を尽くせという心構えを意味します。すなわち、これからも会うことができるかもしれないが、もしかしたら二度と会えないかもしれないという覚悟で人は接しなさいという意味です。
今回の修学旅行で訪れた安芸太田町。ここでも3年生にとって、奇跡のような出会いがありました。もし、この修学旅行でこの地を選んでいなかったら、絶対に安芸太田町の人たちと接することは、将来も含めてないと思います。
人口密度19人の過疎化のすすむ町ですが、全国でもその名を知っている人はほとんどいないでしょう。そんなひなびた田舎町ですが、どっこいそこには大きな温かさ、厚い人情がありました。大正区も義理人情に厚い町。共通する部分があり、今回訪れた3年生も、大変お世話になり、お別れには涙しました。
中学校の修学旅行で訪れた土地の「人と自然」に魅了され、再びその地を訪れて、その地で家庭を持ち、頑張って働いている人の話を聞いたことがあります。
人生、ひとつの出会いから、大きな道が決まって行くんですね。
君たちもこれからいろんな人と出会います。そして、その誰かから、人間としての成長、どんな影響を受けるのか、とても大事になってきます。
これからの一期一会を大切にしてください。