2学期 始業式
- 公開日
- 2015/08/25
- 更新日
- 2015/08/25
お知らせ
予定通り、8時50分より、体育館で始業式が行われました。
遅刻者もなく、みんな元気な姿で登校してくれました。
中には、部活動の練習で、真っ黒に日焼けした生徒もみかけました。
「校長講話」
皆さん、おはようございます。今、皆さん全員の顔を眺めることができて、とても幸せに思います。
38日間の夏休みでしたが、いかがでしたか。真っ黒に日焼けした子も多く、充実した日々を送ったことがわかります。
しかし、寝屋川の中学校では、中学1年生が二人も殺害され、昨日の始業式が、涙と黙とうからスタートしています。同じ大阪の学校として、いたたまれない気持ちになります。
まだ、中学1年生。まさに人生はこれからで、楽しいこともいっぱいあるのに・・・。もし、君たちがこの立場ならどうでしょう。考えたくもありません。
さて、1学期の終業式では、「平和のありがたさ」と「命の大切さ」についてお話をしました。まずは、この夏休みを終えて、みんな無事でいてくれたことに感謝し、ホッとしています。
やはり、今日の始業式は、戦後70年の夏を通り過ぎたあとですから、平和の尊さの話をします。
太平洋戦争で戦争の悲惨さを味わった日本は、それ以来の70年間、他の国と戦争をしていません。これは日本の歴史を振り返ると、大変珍しいことです。すなわち、社会の歴史の教科書には、大化の改新から始まって、源平の戦いや元寇、応仁の乱や戦国時代、信長・秀吉・家康の戦い、大坂冬の陣・夏の陣、百姓一揆、幕末の動乱、明治維新と、特に世の中に武士が登場してからは戦ばかりでたくさんの人々が亡くなっています。
明治に入ってからも軍隊ができ、西南戦争、日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、シベリア出兵、満州事変、そして太平洋戦争。ほぼ10年ごとに戦っています。
そんな日本でしたが、70年前の太平洋戦争で、原爆や空襲をはじめ、外国の脅威に国土は焦土と化し、300万人以上の人々が犠牲となりました。侵略していた、朝鮮半島、中国、東南アジア、南太平洋の島々にも、甚大な被害を与えてしまいました。
すべてを失った我々の父母や祖父母たち。戦争を経験した人々は、二度と戦いの惨禍を繰り返すまいと、一から立ち上がり、今日の平和国家日本を建設し、現在の素晴らしい繁栄へとつないできました。そして、我々が今ここに暮らしているのです。
この70年、戦争によって他国の人の命を奪ったことは、一度もありません。このことは、私たち日本人が誇るべきことです。どんな場合でも、人の命を奪ってはなりません。戦争中も、「人を殺すために、あの子を産んだのではない」と思った母親はたくさんいました。
戦後70年の節目の年。皆さんには「平和の心を持った人間」に成長してもらいたいと思います。この夏、いろいろな人から戦争の話を聞いたり、テレビや新聞でも、たくさん知ることができました。本当に戦争は悲惨です。そして、平和は何物にも代えがたい尊いものです。
この平和を継続や作り上げていくのは、ルールが変わり、やがて18歳から選挙権を持つ主権者となる皆さんです。
平和の心がなければ、学校では、トラブルやいじめ、暴力行為がおこり、そして、やがて自殺が発生してしまいます。
平和の心をしっかりと育てて、この2学期を頑張ってください。
・生徒指導主事の先生から
寝屋川市立の中学生の事件を受けて・・・
・夜間、できるだけ出歩かない
・規則正しい生活を送る
・ルールを守ることが、自分を守ることにつながる
大切なことを、講話していただきました。
・部活動 賞状の伝達