全校集会
- 公開日
- 2015/09/07
- 更新日
- 2015/09/07
お知らせ
校長講話
皆さん、おはようございます。9月も一週間がたち、昼間はまだまだ暑いですが、朝夕はずいぶんと涼しくなりました。秋が一歩ずつ近づいて来たようです。
ところで、先週の土曜日は土曜授業。たくさんの保護者の皆様が参観に来ていただきました。そして、この土日、並行して大阪市秋季体育大会の予選が行われました。9月の末に市大会は行われますが、すでに出場を決めてくれた部もあります。
土曜日は、女子バスケットボール部が予選に出場し、念願の初勝利を手に入れてくれました。本当におめでとうございます。これまでの苦しみや努力が実った瞬間、涙の感動に私は立ち会えなくて、とても残念でした。
さて、ホームページでも紹介していますが、本校玄関の開校記念の石碑のとなりに、「月下美人」の鉢植えがあります。知っていましたか。
まだ見たことのない人は、理科の観察と思って見てください。バナナの葉の様な熱帯性の植物で、めったにお目にかかれません。
調べると、一年に1度蕾をつけて、日が沈んでから、一晩だけ花が咲くそうです。太陽の光で花が開く朝顔などは知っていますが、夜にしか咲かず、一晩きりなんて・・・。
その花は本当に真っ白で、夜の暗闇に浮かぶ白い花から、「月下美人」と名付けられたんですね。
その月下美人が、何と!今年2回目の蕾をつけました。これは奇跡です。花を見てほしいですが、夜に学校へ来てくださいとは言えないので、また写真をアップしますので、確認してください。
前回は、7月21日の夜に咲きました。この日は風が強く、写真のピントがぼけてしまったので、次は頑張ろうと思います。
月下美人の花は一晩の命、夏の蝉は一週間の命、そして、我々は約80年間輝くことができます。
そんな人間ですが、残念ながら若くして命を落としてしまう場合があります。災害や事故、病気・・・。そして、自ら命を絶つことも。誤った考えで、自分なんて生きていても仕方ない、死んだ方がまし。これは、授かった命を粗末にするだけでなく、まわりの人々をどん底に叩き落とします。何もいいことはありません。死んだ方が楽なんてことは、一切ありません。
我々はみんな祝福されてこの世に生まれています。母親がお腹を傷め、生死をかけて、一生懸命に生んでくれたことを忘れてはなりません。早く死んでもいいと思って、両親が名前を付けたわけではありません。親の願いが名前にはこもっています。
自分の人生を大切にすることは、まわりの人々を幸せにします。これから総体で頑張る人、体育大会や文化祭で才能を発揮する人、進路にしっかり立ち向かう人。一度きりの人生を大事にして、自分の力とまわりの支援で、これからの人生を輝かせましょう。