全校集会
- 公開日
- 2016/03/07
- 更新日
- 2016/03/07
お知らせ
本日は、1年生で風邪が広がっているため、校内放送によって「全校集会」を行いました。
校長講話
皆さん、おはようございます。3月に入って早くも一週間です。3年生は今日を含めて、あと学校に登校する日が五日となりました。
10日の公立一般入試、11日の卒業式を迎える準備はできているでしょうか。
卒業式では、主役の3年生は、皆様の見守る中、胸を張って式場に入場し、卒業証書の授与では、担任の先生から名前を呼ばれると、大きな声で返事をし、私から証書を受け取ります。
そして、その「輝く姿」を在校生や保護者・来賓の皆様に見てもらいます。そのあと、心のこもった「答辞」や、卒業の歌「心の瞳」で、これまでの3年間を振り返りながら、まわりに感動を与える役割を果たします。
一方、校長の私は、モーニングコートという礼服に身を包み、卒業証書を一人一人に手渡したあと、「学校長式辞」で、君たちに最後のメッセージを届けます。その中で、ご来賓や保護者の皆様に、これまでのお礼を述べます。
式辞については、年末から何を卒業生に訴えようかと、いろいろと考えました。去年は校長として初めての卒業式だったので、大変緊張しましたし、余裕もありませんでした。しかし、今回は二度目であり、昨年以上のメッセージを作らねばならないと考えています。
在校生の代表は、「送辞」で卒業生への感謝の気持ちを述べ、この学校をしっかりと引き継ぐ決意を新たにします。式では脇役となりますが、卒業生の晴れ舞台を目に焼き付けてください。
すなわち卒業式とは、みんなが着飾って、気持ちを引き締め、卒業生を中心に、心が震える「感動」と「喜び」、切ない「別れ」と「涙」を誘う一大儀式となります。
37回目を数える卒業証書授与式。素晴らしい感動の式となることを祈りたいと思います。
ところで、3月11日の卒業式の日は、五年前、午後2時46分に、東日本大震災が起こってしまった日です。
多くの尊い命が奪われ、今なお苦しみ、また、復興に向けて努力なさっている人々がたくさんおられます。
午前中は卒業式で感動を味わいますが、午後からは、この災害を忘れることなく教訓とし、亡くなられた方のご冥福を祈りたいと思います。