全校集会
- 公開日
- 2016/05/30
- 更新日
- 2016/05/30
お知らせ
雨上がりの月曜日。体育館で全校集会を行いました。
校長講話
皆さん、おはようございます。
5月も今日と明日でおしまい。1学期も後半戦に入ります。
先週は、各学年とも大きな行事。3年修学旅行、1年一泊移住、2年校外学習と、成果をあげて無事に終了しました。全員が元気に活動し、事故なく終えることができて、とても嬉しく思います。
私も修学旅行に参加しましたが、3年の頑張りから、そして、大自然の素晴らしさから元気をもらいました。久しぶりの信州で過ごし、少し気持ちが若返ったような気がします。
そして、今回の成功を自信にし、後半戦の学校生活を有意義にしてもらいたいと思います。
さて、先週は、「元気」について、カラスやバスのマナーについてお話をしました。
今日は、「何のために、学校で勉強するのか」というお話をします。
一般的には、「生きて行くため」「生きる力を身につけるため」「テストのため」「高校や大学受験のため」「企業に就職するため」といろいろあり、すべて正解です。
ところが、先日の校長通信に登場した「中村文昭」さん。
三重県のクロフネカンパニーの社長さんで、全国各地で講演をされている方ですが、保護者から紹介いただき、中村さんの書かれた自己啓発書を読んでいると、つぎのように書かれていました。
「学校で勉強するのは、人を喜ばせる道具を得るため。」「大学に行くのは、人を喜ばせる新しいスキルを手に入れるため」と述べられています。なるほど・・・。
今、学生の間にはスマホや携帯、ゲームが普及し、ラインやメールで頻繁に会話するけれども、なかなか人前で思いを伝えることができない学生も増加していると言います。
インターネットやゲームの発達が、この弊害を生んでいるのかもしれません。
そんな時代だからこそ、中村さんは「自分のために学ぶなんて、たかが知れている。学んだことで、人に喜んでもらう方が、人生はでっかくなる。」と言います。
そう言えば、プロと名のつく人は、「お客さんのために」という言葉をよく発します。こだわりの料理人、ファンのために力を尽くす野球選手、巧と言われる建築設計技師、生徒の自尊感情を高める中学校の先生。仕事は違えど、プロとして共通する部分があるように思えます。
なるほど、中村さんの言うように、そのような考えを打ち出すと、人生はでっかくなるんですね。
自分だけのために勉強していると思っている人へ。
勉強は自分のためだけではなく、まわりの人にも「喜びと幸せ」をもたらすことを、学び取ってください。
生活指導部長より
今日の集合状態は早く、大変良かったと思います。
集会終了後の退場も、静かに順番にお願いします。