学校日記

全校集会

公開日
2017/03/21
更新日
2017/03/21

お知らせ

 三連休明けの火曜日。全校集会を行いました。

 3年生が卒業し、1・2年だけの寂しい集会です。

 校長講話
 皆さん、おはようございます。
 春爛漫の三連休から一転し、冷たい雨の始まりとなりました。
 3年生が卒業し、君たち1・2年生だけ。こじんまりとしてしまいましたね。
 三学期も今週でおしまい。それぞれ進級します。
 この全校集会も今日が最終です。次回は4月。みんなが先輩として、ピカピカの新入生を迎えます。北中の良き先輩として、可愛い後輩を温かく迎えましよう。

 さて、前回の集会では、その「先輩」についてお話をしました。今日は、最後なので、卒業式の式辞で述べた「一期一会」について少しお話をします。

 漢字で、「一期」「一会」と書きますが、「いちごいちえ」と読みます。茶道、お茶の世界から生まれた言葉ですが、人との出会いを大切にする、新しい出会いを喜びとする素晴らしい言葉です。

 私たち人間は、戦争や災害をくぐり抜けた人々から、奇跡的に生まれています。先日の平和学習の飯田様のお話でもありましたが、あの方が原爆で亡くなっていたら、私たちは、あの熱いご講話を聞くことができませんでした。
 私も、親父が軍隊にとられた後、兵隊として硫黄島に行っていたら、玉砕して、この世には生まれていませんでした。
 君たちにも、どこかで奇跡のドラマがあり、その結果生まれて巡り合っています。これも一期一会です。

 そのような中、世間では、いじめを苦に子どもが自殺したり、凶悪な事件で殺害されたり、災害で命を失ったり・・・。本当に大事な命が戻ってこない場面があります。奇跡からいただいた命なのに、残念で、すごくもったいない気がします。何とか80年以上生きて、頑張って、喜びや楽しみを味わう中で生きて行ってほしいと願います。

 先日、大正区民ホールで、「40年後の同窓会」というイベントがありました。成人式から40年。還暦を過ぎて、再会する催しです。このような企画ができるのも、生きているからです。

 大切な、かけがえのない命。自分の命を、まわりの命を、そして、巡り合う新入生の命を大切に、「一期一会」の喜びを噛みしめましょう。


 漢字検定の表彰


 生徒指導主事より
  今週で最後。自覚を持って進級を。
  新入生を温かく、先輩として背中で見本を。
  雨の廊下階段に、十分気をつけて。