学校日記

6月9日 校長講話

公開日
2014/06/09
更新日
2014/06/09

お知らせ

 皆さん、おはようございます。大阪も梅雨に入って、蒸し暑くなってきました。この梅雨、人間にはとてもうっとうしいものですが、農作物や草花には恵みの雨です。玄関の「がくあじさい」、中庭の「琉球朝顔」も雨を喜んで、色鮮やかに咲いています。
 さて、今日は、「命の輝き」について話をします。私たちは昨日も今日も、そして明日も生きていきます。当たり前のようですが、実はとてもありがたいことです。もし、明日、事故や事件、災害に巻き込まれたら、健康であっても命を失うことも考えられます。
 普段はそのありがたさに気が付かず、健康を害したときしか実感しません。例えば、風邪を引いて発熱したり咳が出たり。しんどくてご飯も喉を通りません。また、手足をけがすると途端に困り、不自由さが出てきます。早く治りたい、健康が一番と思いますね。
 先週、朝に校長室からグランドを眺めていると、女子ソフトボール部が朝練をしていました。トスバッティングをしていましたが、その中に一人けがをして手の不自由な子が。その子は、チームメイトにトスをあげていました。自分は両手でバットが握れない、グローブをはめて投げられない。けれど、トスはできる。こんな思いで部活に貢献していました。ほほえましいですね。たぶん、チームメイトは感謝していたと思います。
 すなわち、少し考えてみると、我々は命や健康な体に感謝しなければなりません。当たり前と思うのではなく、いまある自分の命にしっかり感謝すべきです。親やおじいちゃん、おばあちゃんはもちろんのこと、周りで支えてくれている人たちにも。愛する人や大切な友だち、学校の仲間に感謝できれば、自然と自分の命は輝きます。自分の命を守ること、健康で安全に心がけ、前向きに努力することが、周りへの感謝と命の輝きに結び付きます。