全校集会講話
- 公開日
- 2015/12/07
- 更新日
- 2015/12/07
お知らせ
12月4日から10日までの1週間を、日本では人権週間と定めています。なぜ、この1週間を人権週間と定めているかというと、第二次世界大戦でたくさんのかけがえのない命が奪われました。その反省に基づき、戦後、国際連合が設立され、その後、1948年12月10日に国際連合で「世界人権宣言」が採択されました。そこで、採択された日である12月10日を最終日とする1週間をわが国では人権週間と定めるとともに、12月10日を「人権デー」と定め、世界中の国々が人権問題の解消や人権意識の向上について取り組んでいるものです。この世界人権宣言は難しい言葉で作られていますので、詩人の谷川俊太郎さんがわかりやすい言葉で訳されていますので、少し紹介したいと思います。
世界人権宣言とは…
人は、ひとりでは生きていけません。わたしたちはみな、たがいに助
けあって生きています。けれどまた、人は自分のしたいことをするため
に、たがいにおさえつけあい、傷つけあい、ときには殺しさえする生き
ものです。でも、地球はひとつです。わたしたちは力をあわせて、いっ
しょに生きていかねばなりません。そのためには、たがいに何を守らね
ばならないか。そのことをことばにしたのが「世界人権宣言」です。
第1条 みんな仲間だ
わたしたちはみな生まれながらにして自由です。ひとりひとりがかけ
がえのない人間であり、その値打ちも同じです。だからたがいによく考
え、助けあわねばなりません。
今年の人権週間の目標は、「考えよう 相手の気持ち 育てよう 思いやりの心」となっています。皆さんには、思いやりの心を持ち、自分に厳しく人に優しい人になってほしいと思います。