学校日記

蝉の一生から学べる事

公開日
2025/07/14
更新日
2025/07/14

☆★☆お知らせ☆★☆

今朝の登校指導の際に挨拶をしてくれた二人の女子生徒から、
「校長先生にあげます」
と言って、あるものを手渡されました。
それは夏の訪れを感じさせてくれる“蝉の幼虫の抜け殻”でした。

蝉は生まれてすぐに地中に潜り、数年間もの長い時間を土の中で過ごします。そして、ようやく地上に出たかと思うと、成虫として生きるのは、わずか1週間から10日ほどだそうです。
その蝉の一生から私たちが学べることがあると思うので、紹介しておきます。

「見えないところで努力することの大切さ」
土の中での時間は、誰にも見えません。でも、その努力があるからこそ、地上での1週間を堂々と生きることができるんだと思います。
見えないところでの努力は、必ず自分を支える力になります。焦らず、コツコツと続けていきましょう。

「限られた時間をどう生きるか」
蝉は地上での短い時間を一生懸命に生きます。私たちの毎日も当たり前にあるようで、実はとても大切な時間です。「明日やろう」と思う前に、今日できることを大切にして、一日一日を真剣に生きることが自分を成長させるはずです。

「次の命につなぐ思い」
鳴くことで仲間と出会い、命をつないでいます。私たち人間も同じです。家族、友達、先輩や後輩、地域の人たちとのつながりの中で生きています。その中で、誰かのためにできることを考えて行動することが自分を豊かにしてくれるのではないでしょうか。

歌島中学校の皆さんの毎日が実りあるものになることを願っています。