昨日の2020年甲子園高校野球交流試合に、本校の卒業生の遠藤くんが出場ました。彼は甲子園の舞台を夢見て我が道を切り拓いてきました。2年半前の入試の日、全国的な大寒波に苛まれ公共交通機関はストップ。保護者が車で何とか送りとどけようとしましたが通行止めで受験会場まで行けませんでした。しかし入試日が別日で実施されることとなり、彼は甲子園に出場することを目標に高校へと進学することができました。昨年の夏には、次の選抜高校野球で甲子園に出場しますと熱い決意を残し、見事選抜高校野球の代表校へと選ばれました。しかしながら選抜高校野球が中止となり、一度は諦めそうになった甲子園、でも彼の所属するチームは最後まで諦めませんでした。最後まで諦めなかったからこそ、今回、甲子園の土を踏むことができました。「背番号をつけた後ろ姿だけでも見られたら嬉しいです」と保護者の言葉がありました。彼が打席に立つ姿を家族や友達、みんなが応援したと思います。彼はその一瞬のために努力を重ねてきました。

3年生のみなさん、保護者はあなたたちの人生の応援者です。自分の進路をしっかりと保護者と話し合い、進路決定をしましょう。そして進路が決まったら、その実現に向けて努力をしましょう。