学校日記

1/21_全校集会

公開日
2025/01/21
更新日
2025/01/21

お知らせ

校長先生からのお話

『あいさつ】
 先日、地下鉄の中で女子高生が
こんな話をしていたのが聞こえてきました。
「私、あの子をバイト先に紹介したんやけど、
店長からクレームがついて困っているの。」
「どんなクレーム、何」「あの子、挨拶できないの。」
「挨拶くらい誰でもできるやろ」「いらっしゃいませやろ」
「それが声が小さいの」「このままだと首になる」などの
声が聞こえてきました。

 みんなが、マクドナルドなどに行くとそこには店員さんが
大きな声で「いらっしゃいませ」と挨拶をしてくれます。
もし、店に入ったとき店員さんが何も言わずに
じっとみんなの方を見ていたとしたら
「何や、この店は…」と思うと思います。

 あるいは、みんなが朝、友達に会ったとき「おはよう」と言ったのに
返事がなかったら「えっ、何で怒っているのかな」と大変気になるでしょう。

 しかし、「こんにちは」と言ったときに「こんにちは」と
明るく挨拶を返してくれると大変気分がよくなります。

 では、挨拶をされると気分がよくなるのは、どうしてでしょう。
これは、挨拶の由来が
「相手を信用する」というところにあるからです。
アジアの人たちは、挨拶をするときに「頭を下げます」
頭を相手に向かって下げるということは
「私はあなたを信用しています。
 あなたの前に頭を下げても、
決してあなたが私に害を及ぼすことはないと
信じているからです。」という意思表示が
頭を下げる行為となっています。
「そこまで私を信用してくれるというのか」という思いが伝わるので
気分が良くなるのです。
アメリカ人やヨーロッパの人たちが握手をするのも、
武器を手に持っていないことを確かめ合うのが由来なのです。

 昔から「あいさつ」の
「あ」は「明るく」、
「い」は「いつも」、
「さ」は「先に」、
「つ」は「続けて」の意味だと
いわれています。

あいさつは
「明るく、いつも、先に、続けて」することが
大切だということです。
この挨拶の時に声を出すことが大変大切です。

 この声を出して挨拶できるかどうかは、
一度、恥ずかしがらずに声を出すことです。
これは、何度も声を出しているうちに平気になります。

 声を出して挨拶することは急にはできないものです。
普段から学校生活の中で練習してください。
それは、挨拶運動で校門付近に立っている生徒会役員や
風紀委員の人たちの挨拶に挨拶を返すところから始めてください。
恥ずかしいと思っているうちは、
まだ幼児性が抜けていないからです。

大人になってください。もう一度言います。
明るく、いつも、先に、続けて挨拶してください。
周りの人を幸せにする一番簡単な方法です。