今日(19日)、90年ぶりの珍しい天体ショーが大阪でも見られるとのことです。月の部分が地球の影の中にほぼ全体が入る皆既月食、18時3分ごろに部分月食の97.8%が影になるので、肉眼でも観察できると思います。部分月食が始まるのが16時19分から部分月食のはじまりからおわりまで、約3時間29分間と長い時間ですので天候によっては見られるチャンスは大きいと思います。方角は南東の低い位置です。皆既月食では太陽光が地球に遮られて月全体が地球の影に入り、月は赤銅色と呼ばれる赤黒い色に見えます。これは、太陽からの光の一部が地球の大気によって屈折してかすかな赤い光で月の表面を照らすためで、朝日や夕日が赤く見えるのと同じ仕組みだそうです。ちなみに、今回よりも割合が大きい99.2%の部分月食が見られるのは2086年11月21日のようです。