学校日記

長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典 平和宣言より(8月10日)

公開日
2024/08/10
更新日
2024/08/10

お知らせ

 昨日、8月9日の長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典での長崎市長による平和宣言の冒頭・一部を以下に紹介します。23歳で被爆し、原爆症と闘いながらも原爆の悲惨さを訴えた長崎の詩人・福田須磨子さんが綴った詩を引用されました。
 核兵器のない世界、戦争の無い世界を願います。
 全文はネットなどで検索してください。

長崎平和宣言

原爆を作る人々よ!
しばし手を休め 眼をとじ給え
昭和二十年八月九日!
あなた方が作った原爆で
幾万の尊い生命が奪われ
家・財産が一瞬にして無に帰し
平和な家庭が破壊しつくされたのだ
残された者は
無から起ち上がらねばならぬ
血みどろな生活への苦しい道と
明日をも知れぬ“原子病”の不安と
そして肉親を失った無限の悲しみが
いついつまでも尾をひいて行く

原爆を作る人々よ!
今こそ ためらうことなく
手の中にある一切を放棄するのだ
そこに初めて 真の平和が生まれ
人間は人間として蘇ることが出来るのだ