中秋の名月 昨夜は空を見上げましたか?(10月7日)
- 公開日
- 2025/10/07
- 更新日
- 2025/10/07
お知らせ
昨夜は今年の「中秋の名月、十五夜」でした。もとは中国の風習で、日本へは平安時代に伝わったとされています。昨夜は雲もなく、いずれかの場所からも美しい月の姿を見ることができました。
中秋とは、旧暦の8月15日を指し、旧暦では7〜9月を秋としているため、8月15日はちょうど秋の真ん中となります。また、その頃は1年を通して最も月が美しい時期であるとされたことから、平安時代の貴族たちは、中秋の名月に月を眺めて和歌を詠む「観月の宴」を開いて楽しんだそうです。
また、月は季節にかかわらずいつでも見られるのに、なぜ昔から秋の月は美しいのかは、秋の空気と月の適度な高さが関係しています。秋の空気は、水分量が春や夏に比べて少なく乾燥しているため、澄んだ空気が月をくっきりと夜空に映し出すようです。
ちなみに、昨日は満月ではなく、今夜が満月となります。昨夜、見逃した人は、今夜、空を見上げてみてください。